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花をいける

華道というと、堅苦しいイメージがあるかもしれません。確かに作法を学ぶにあたっては、それなりの覚悟と緊張は必要になるでしょう。しかし初心者が最初に体験すべきなのは、花との触れ合いを楽しむことです。触れ合うといっても、わざわざ花屋に出掛けたり、草原まで足を運んだりする必要はありません。都市部でも、花は至る所に飾られています。店先や住宅のベランダには、綺麗な花が植えられています。

 花に悪い印象を持つ人は存在しません。日本も古来より花を愛してきた国で、毎年桜前線の話が話題に上りますし、紅葉の写真がSNS上にアップロードされたりしています。疲れた時にそれらの写真を眺めて癒される人も多いことでしょう。花は美しく、優しい存在ですが、思わぬ場所で育っていることもあります。街中を歩いている時、ふとそうした花を発見することが出来れば、心が安らぐものです。

 花と触れ合う喜びを知った人は、是非「花をいける」行為に挑戦して下さい。いける時は、何のためにいけるのかが問われます。目的は華道に限らず、人生の中で必ず掲げる必要のあるものです。個性が物を言う環境下でも、目的の無い行為はすぐに流れてしまいます。生け花は特に目的意識を強く持たなければ、立派な作品を作ることが出来ません。使用する花の種類が何故それでなければならなかったのか、生ける場所にはどのような意味があるのか、立花・生花・自由花のどれを採用するのかは、きちんと定める必要があります。生け花は、その花に感じたものを表現する行為ですが、いい加減な気持ちで取り組んでも目的が定まらず、失敗することが多いのです。

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