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いけばなの位置と剣山

いけばなを始めるときには、「位置」が非常に重要です。いけばなは、どの視線で見るのかによって、空間が変わってきます。本来であれば「いけばなの作品を飾る場所」で生ければ雰囲気が分かりやすくなりますが、実際の場所で生けることができない場合もあります。ある程度の飾る場所を想定しながら、考えていくことが必要です。例えば、静かな雰囲気にしたい茶室に、あでやか過ぎる花は似合いません。高いところに飾る場合には下垂するような形に生け、低いところに飾る場合には逆に伸び上がる形が理想です。場面にあったいけばなを考え、空間を演出していきましょう。

いけばなを生けるときには、土台となる剣山の位置も大切です。そもそもの剣山の位置によって、花の位置も決まってきます。コンポートなどの器の場合には、基本的に器の真ん中に剣山を置きます。しかし平水盤の場合には、時と場合に応じて位置を変える必要があります。大きく分けて、花は右寄せか左寄せかに分かれます。どちらが自然な盛花になるのかを見極め、選択していきましょう。次に、水の量も考えていきましょう。季節に合わせて水の量を多く見せたいという場合には、剣山を奥に配置します。逆に水をなるべく隠して見せたいときには、剣山を手前側に置きましょう。春や夏は水を多く見せることで涼しさを演出できますし、秋や冬は水を隠すことで暖かみを演出できます。いけばなは季節感を大切にしています。花や枝の位置ももちろんですが、小さな心配りを忘れないようにしましょう。どのような完成系になるかのイメージは、経験によって培われていきます。完成系に自信がないという場合には、別の人にアドバイスをもらいながら進めていくと良いでしょう。

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