華道の歴史

華道の歴史は大変古く、その過程では様々な流派が淘汰されていった事実はあるわけですが、決してその魅力はすたれず現代でも日本文化や伝統の真髄を学ぶことができる重要な文化の一つであるという風に言い切ってしまって良い、と言えるのではないでしょうか。

歴史を広くまとめておけば、今から1000年以上も昔に生花の原型となるような花瓶に花をさすというような形式が生まれたとされています。

中国から伝来した仏教などによって花が神聖化されたことで、より一層その動きは強まりさらにそれが民衆の間に広がったことであまり裕福な暮らしをしていない人であっても自分自身の生活を支える行事の一つとして花をいけることで、生命力を力強く感じることができる日常の一つとして生け花を捉えるようになったことが、現代まで根強く発展する理由の一つであったという考えもあるようです。

明治時代になると西洋の文化が流入していったことで、日本の文化を守ろうとする動きが強くなっていったことは間違いないと言えるのかもしれませんが、形式の美として発展していくことは無くなってしまいました。

昭和の時代を迎えると、日本の住宅から茶の間などが失われるようになってしまったため、それを飾る場所は玄関などへと移動していったことも大きな変化として捉えられるのではないかと考えられるのではないでしょうか。これも伝統を残し伝え推し進める原動力となったのかもしれません。

  

華道家

  

最近では、生け花をおこなうフラワーアーティストが積極的にメディアなどにも登場するようになってきており、イベントを行うスペースをきれいに飾ることで、華やかさを演出したりすることができるようになるなど、さまざまな目的で利用されることが多くなってきたように感じます。

そして歌手やエンターテイナーなどとタイアップをすることで、古来から華道によって培われてきた様々な伝統を用いたディスプレイ替わりに使われるようになってきたことは、伝統とは相反するものでありながらも、今後華道が発展する方向を大きく決めることが出来るものであるとかんがえられなくもありません。

歴史の発展にともない華道もまた変化をとげているということは間違いないと言えるのではないでしょうか。